Wimax2+とLTEの違いを比較|オプション申込時の注意ポイントも解説

インターネットは私たちの生活において、もはや水や電気と同じインフラの1つであり、多くの人がパソコンやスマートフォンなどの通信機器を利用しています。

特に家の外では、iphoneやスマートフォンなどの携帯電話・・・いわゆるワイヤレスインターネットに頼ることが多くなっていますが、家でもワイヤレス回線のみという方も増えています。

そのワイヤレスインターネットの最新、最速のサービスであるWimax2+とLTEの2つは業界内でも主流となっているサービスです。

今回は、この「Wimax2+とLTE」2つのサービスの違いを比較し徹底解説していきます。また、それぞれの注意点やポイントも紹介しますので、自分に合ったサービスを検討してください。

Wimax2+とLTEの違いやそれぞれの特徴について

Wimax2+とLTEを徹底比較

Wimax2+もLTEも通信技術の名前で、本来はサービスの名前ではありませんが、すでに固有のサービスのように定着しています。

いずれも第四世代移動通信システムの通信技術で、Wimax2+は「TD-LTE」、LTEは「FDD-LTE」という通信技術を使用しています。

Wimax2+はUQコミュニケーションズまたはその関連会社が提供しています。なお、Wimax2+では通常の電話サービスは提供されませんので注意が必要です。

またLTEは、いわゆるスマホ、タブレットなどで利用されることが多く、3G(第三世代)と呼ばれたサービスの後に登場したのが、LTE(第四世代、4Gと呼ばれることもある)なのです。

Wimax2+の技術的な特徴やサービス

wimax2+の特徴

Wimax2+の特徴として、技術的な面では自身が使用する端末と接続するための無線周波数として2.5GHz帯(Band41)を使用しています。LTEに比べて、無線周波数帯が高周波となっていることが特徴的で、高周波になるほど直進性が強くなり、逆に>障害物をよける、回りこむ機能が弱くなります。

例えば、無線が進む先に大きなビルがあると、高周波ではビルの横を回りこんで先に進む電波が弱いため、ビルの陰では電波が届きにくくなるという特徴があります。通常は、Wimax2+対応のモバイルルーターを使用してご自分のパソコン、タブレットなどをWi-fi経由で接続して使用します。

Wimax2+の最大の特徴は、混雑回避時の制限が緩いことにあります。

UQ Wimaxの「ギガ放題プラン」では、使い放題ですが直近3日間のデータ使用量が10GBを越えると速度制限がかかります。10GBを超えた場合は、翌日18:00-翌々日2:00まで通信速度が1Mbpsに制限されます。ただし、1Mbpsあれば、パソコンでYoutubeのビデオを見る程度には十分です。

WiMAX2+を利用する際の注意点

Wimax2+の注意点としては、山間部や過疎地域ではサービス自体が提供されていない・・・という問題があるので事前に公式サイトで確認しなければいけません。

また、一度契約をしても無線の接続が悪くて使えない場合は到着後8日以内に申請すれば「初期契約解除制度」が利用できます。

このような補償があること自体、Wimax2+はサービスエリアや周囲の建物の影響を受けやすいことの裏返しかもしれません。

LTEの技術的な特徴やサービス

lteの特徴

LTEでは、お客様の使用する端末(スマホ、タブレットなど)と接続するための無線周波数として2GHz帯またはそれ以下の周波数を使用しています。

Wimax2+の逆で、無線は低周波になるほど直進性は弱くなりますが、障害物を回り込んで先に進むことができます。このため高いビルなどの多い都心部では、Wimax2+に比べて無線が届きやすくなるというメリットがあります。

そもそも、LTEのサービスはWimax2+に比べて早く始まっており、サービスエリアもWimax2+に比べて広範囲になっています。

またキャリアによって使用する無線周波数が異なるため、必ずしも同じスマホが使えないという問題がありました。しかし、最近はスマホ自体が全ての周波数をカバーするようになっておりキャリアに対する制限はなくなる傾向にあります。

LTEを利用する際の注意点

ただしLTEでは、Wimax2+のような完全使い放題ではなく、使用データ量に制限があり、これを超えると通信速度規制となるため、一般的には128Kbps(Wimax2+の速度制限の1/8)となってしまいます。この速度では、メールくらいは問題ありませんが、SNSや動画を見ることはほとんど不可能です。

最近ではWimax2+と同様に速度制限を1Mbpsにするオプションを提供するキャリアも多くなっていて、例えばY!mobileでは「アドバンスオプション」というプランを通常の契約に付加できるようにしています。

このプランはWimax2+と同じように、基本的にはデータ無制限となっていますが、3日間で10GBを超えると翌日の18時~翌々日の1時までの期間は速度規制で1Mbpsでの提供となります。

Y!mobileの「アドバンスオプション」は通常のLTEとはサービスエリアが異なりますので、事前の確認が必要です。

Wimax2+とLTEの料金やサービス内容を徹底比較

Wimax2+とLTEの違い

こちらでは、「モバイルルーターを使い放題にしたい!」という条件でWimax2+とLTEの具体的なサービスを比較していきます。

比較対象は、UQコミュニケーションズとY!mobileとなっていて、表を見ていただくと分かるように、料金も速度もほぼ同じであることが挙げられます。以前は、カバーエリアvsデータ量無制限のようなわかりやすい図式でしたが、お互いが弱点をカバーしようと努力しており、ほとんど同等になっています。

ただし、実際に差がないかどうかは、サービスを受けようとする場所や周辺での混雑度合い(どのくらいの人が一斉に接続しようとするか)によって異なります。

Wimax2+もY!mobileの「アドバンスオプション」も、どちらのサービスも提供されていないエリアでは、LTEで提供される通常のサービス(月7GBで、超えると速度規制で128kbs)しか選択肢はなくなってしまうために注意が必要です。

WiMAX2+とY!mobileでの比較表

ブランド WiMAX2+ ワイモバイル
提供会社 UQコミュニケーションズ(株) Y!mobile

ソフトバンク(株)

最大通信速度 758Mbps 612Mbps
速度規制有無 有り、3日10GB
速度規制時の上限速度 1Mbps
速度規制時の期間 翌日の18時~翌々日の2時 翌日の18時~翌々日の1時
(アドバンスモード利用時)
契約事務手数料 3,000円
ルーター購入料金 0円 41,400円前後
(36回分割可)
月額料金
(月間上限なしプラン)
4,380円
ギガ放題プラン選択時
4,380円
アドバンスオプション月額684円を追加
契約期間 3年(自動更新)
こんな人に最適 ・都市での利用がメインの人
・速度を重視する人
・auユーザー(au4GLTEが無料、スマホ・携帯が毎月割引)
・自宅ネット回線兼用の人
・WiMAX2+のエリア外の人
・地方でよく使う人
・室内利用がメインの人
・地下でも利用する人

Wimax2+にLTEをオプションで付ける方法

Wimax2+にLTEをオプションで付ける方法

UQコミュニケーションズでは、Wimax2+のサービスエリアがLTEに比べ狭いこともあり、オプションでLTEにも接続できる「LTEオプション」を提供しています。

Wimax2+の無線に接続できない時に、自動的にLTEの無線に接続する(ハイスピードエリアプラスモードとも呼ばれる)ことでインターネット接続を継続できるようにしてくれます。

通常は「ハイスピードエリアプラスモード」を利用した月のみ1,005円が請求されます。ただし、2017年6月以降から3年契約された方には、無料でこのサービスが提供されることになりました。

実際に利用する場合は、モバイルルーター側でも「ハイスピードエリアプラスモード」をONにしておく必要があり、Wimax2+とLTEの切り替えは自動でも手動でも可能となっています。

Wimax2+にLTEをオプションで付ける時の注意点

wimax2+にLTEをオプションで付ける時の注意点

一見、利用者にメリットがありそうな「LTEオプション」ですが、ヘビーユーザーにはおすすめすることが出来ません。ヘビーユーザーとは、「ギガ放題プラン」を契約され、実際に毎月7GBを超えるデータを利用される方です。

LTEオプションは、その月に一度でも「ハイスピードエリアプラスモード」を使ってLTE側に接続をすると、月のデータ量が無制限の「ギガ放題プラン」の場合でも、その月のデータ利用量が7GBを超えると速度規制がかかり128kbpsでしか接続できなくなります。

さらに、この速度規制は追加料金などで解除することは出来ず、翌月になるのを待つしかないということが大きなデメリットです。

まとめ

Wimax2+とLTEは、技術的な特徴は多少異なりますが、最近ではほとんど同等のサービスや料金を提供しています。あとは、みなさんがお使いになりたい場所と周囲の混雑度によってどちらのサービスを利用するのかということが異なります。

最後に将来的な見通しを少しだけ書いておきますね。

LTEは最近のニュースでも報道されているように5G(第五世代移動通信システム)の実用化が近づいておりサービス自体も継続されていきます。一方で、Wimax2+の次の技術は公表されていないために、先行きが不透明かもしれません。

ただし、あと数年でいきなりサービスがなくなることはないと思いますので、じっくり比較をして自分の状況に合った最適なサービスを選んでください。